PROFESSION
めざせる職業
理学療法士
医療科学部 理学療法学科 准教授
岡田 誠 先生
理学療法士として大学病院や市民病院で勤務。その間大学で准教授として理学療法士を養成。スポーツ健康学博士。スポーツ/運動器/基礎専門理学療法士、管理・運営認定理学療法士、スポーツメンタルトレーナーの資格を持ち、臨床23年・教育14年のエキスパート。
医療科学部 理学療法学科 准教授
岡田 誠 先生
理学療法士として大学病院や市民病院で勤務。その間大学で准教授として理学療法士を養成。スポーツ健康学博士。スポーツ/運動器/基礎専門理学療法士、管理・運営認定理学療法士、スポーツメンタルトレーナーの資格を持ち、臨床23年・教育14年のエキスパート。
INTERVIEW
病気やけがなどで身体に何らかの障害がある患者さんに対して運動療法や物理療法などを行い、社会復帰、自宅復帰、スポーツ復帰などをめざします。近年ではチーム医療の一員としてより高度な専門性が求められ、専門理学療法士や認定理学療法士の制度もできています。
子どもの頃から運動が得意で、初めは体育の先生になりたいと考えていました。高校時代、バスケットボール部での部活中にけがをしたことで、理学療法士の方と出会いました。当時はまだ理学療法士の数が少なく、必要とされている大切な職種であることを聞きました。医療職にも興味があったので、好きな「運動」にも関われる理学療法士をめざそうと思いました。もともと文系だったので、物理・化学や数学などでは授業で習っていない範囲もあり、受験ではかなり頑張って勉強しました。
目の前にいる患者さんやスポーツ選手と向き合い、一緒に理学療法を行いながら目標を達成できるのが一番のやりがいです。医療が発展しても、多様化が進んでも、患者さんや選手が抱える不安や障害は残ります。そこに寄り添って支えることができるのが理学療法士です。スポーツが好きであれば、けがの治療だけでなく予防やパフォーマンス改善の観点からスポーツチームに帯同する理学療法士もめざせます。
一方で、研究や技術の発展にともない、理学療法士にはますます専門性が求められるようになっています。日々の勉強は欠かせませんが、患者さんや選手が復帰できた時には大きな達成感を得ることができます。
人と接し、人の役に立ち、人に感謝し感謝される素晴らしい仕事です。働く領域も、集中治療室、急性期の病院、リハビリ専門病院、地域の施設、スポーツの現場など様々です。本学にはスポーツや循環器、地域のリハビリテーションなど幅広い分野の専門家がそろっています。ぜひ本学で一緒に理学療法士をめざしましょう!
看護師
健康科学部 看護学科 講師
河村 諒 先生
看護師として大学病院の循環器内科、心臓外科、脳神経外科、神経・精神科で勤務。働きながら大学院で学び、修了後、複数の大学の教員経験を経て、現職へ至る。
健康科学部 看護学科 講師
河村 諒 先生
看護師として大学病院の循環器内科、心臓外科、脳神経外科、神経・精神科で勤務。働きながら大学院で学び、修了後、複数の大学の教員経験を経て、現職へ至る。
INTERVIEW
看護師の仕事は大きく分けて2つあります。1つは医師による診察の準備やバイタルサイン(体温や血圧等)の測定、検査の準備といった「診療の補助」、もう1つは患者さんの食事や排泄、入浴、移動などを手助けする「療養上の世話」です。患者さんの困りごとの解決や心のケアを担ったり、他の医療専門職との間を円滑に取り持ったりなど、患者さんに近い存在として寄り添います。
幼少期から父親が人を助ける姿を何度も目にしてきました。雪山で脱輪している車を助けたり、釣りをしていておぼれている人を助けたり…。「人が困っていたら助けるものだ」という考えが根底にあるのは、そんな父の姿が原点です。
中高生になると、将来は人と関わる仕事がしたいと考えるようになりました。また、その頃、母が入院し、入院期間中は父と兄弟とで協力して家事をして乗り切った、という経験をしました。当たり前に過ごしていた日常生活は、家族がみな「心身ともに健康である」から送れていたんだということを痛感。人が健康になり、日常生活に戻っていける支援をする仕事に魅力を感じ、患者さんに近い存在である看護師をめざすようになりました。
やはり、患者さんがよくなっていく様子を見られるのがいちばんのやりがいです。はじめは不安が大きく、痛みの訴えもあり、苦痛でいっぱいの表情を示していた患者さんが、治療を経て回復し、明るい表情になっていくのを看護師として嬉しく感じます。
長く看護師として働いていると、どうしても、患者さんへの対応1つ1つを「業務」として行ってしまいそうになります。でも、患者さんは一人ひとり事情が異なり、痛みや不安を感じる程度にも個人差があります。個々の患者さんに心を寄せながらケアをするのは大変ではありますが、機械にはできない、非常にやりがいのある仕事だと思っています。
また、ライフワークとして「災害看護」を研究しています。病院勤務時代に東日本大震災が起こり、看護師として何かできないかと考え、大学院で救急看護や災害看護について専門的に学びました。実際に福島県や宮城県の被災地域の病院や仮設住宅・避難所などをまわり、支援を必要としている方に寄り添うとはどういうことなのかなと考えるきっかけを得ることができました。日本ではいつどこで自然災害が起こるかわかりません。災害時も、多くの人々が心に寄り添ったケアを受けられるよう、研究を続けたいと思っています。
看護師には、知識や技術はもちろん必要ですが、患者さんに寄り添う人間性がとても大切です。患者さんから、人に言いにくい悩みや相談をされるような温かい雰囲気を作り出し、患者さんに信頼される看護師をめざしてほしいと思います。
また我々教員は学生に教えるだけでなく学生から教えられることもたくさんあります。「患者さんをよくしたい」という共通の目標に向かって成長していけるよう、大学で一緒に学び合いましょう。
管理栄養士
健康科学部 健康栄養学科 講師
近藤 志保 先生
病院の管理栄養士を経験後、専門学校・大学等で管理栄養士養成に携わる。大学院での研究等も経て、現職へ。
健康科学部 健康栄養学科 講師
近藤 志保 先生
病院の管理栄養士を経験後、専門学校・大学等で管理栄養士養成に携わる。大学院での研究等も経て、現職へ。
INTERVIEW
健康な人に加え、病気やケガをしている人、高齢で食事がとりづらい人などを対象に、食事の管理や栄養指導を行います。管理栄養士国家資格が必要です。病院や福祉施設での給食管理や栄養指導を行うだけでなく、企業で商品開発を行ったりスポーツ選手の食事管理を行ったりと幅広く活躍しています。
元々食べることが大好きで、高校の頃ちょうどバイオテクノロジーが脚光を浴びていたこともあり、食に関係する分野へ目を向けていました。進学先を考えた時、自分が本当に好きな「おいしく食べること」、またおいしく食べる生活を続けるために「健康であること」の両方を学べると思い、農学系や工学系ではなく、管理栄養士をめざすようになりました。
私の場合、大学入学前から「病院の管理栄養士になりたい」や「食品会社で開発に携わりたい」といった具体的な目標があったわけではありません。でも、大学での4年間で、様々な先生の経験談や実習先での話を聞き、徐々に自分の進むべき道が見えてきました。最終的には、大学で学んだ知識すべてを活用でき、対象である患者さんの反応を近くで感じられることから、病院の管理栄養士を選択しました。
大学卒業後に勤めた病院では、即戦力としてすぐに献立作成等を任され、入職1か月後には栄養指導も行うようになりました。自分が考えた献立で、「おいしかった」「また食べたい」という患者さんの声を聞くことができ、充実感がありました。
一方で、栄養指導では、患者さんに指導内容を実践してもらえないことに悩みました。指導の度に「がんばります」という返事をもらっても、結局実践してもらえないのです。これは伝え方に問題があるのだろうと、栄養指導について今一度勉強したいと思いました。同時に、同じような悩みをもつ管理栄養士を減らしたいという思いも芽生えました。管理栄養士養成校の助手となり、自らの学びを深めるとともに管理栄養士の育成にも携わる道へ。そこで栄養「教育」に出会いました。
栄養教育では、患者さんとゴールを共有し、「どんなことならできるか」を一緒に考えます。食事内容の改善を自分事として捉えられるため、一方的に指導するよりずっと実践してもらえるようになりました。今は大学の教員として、患者さんに寄り添える管理栄養士の育成に邁進しています。力のある管理栄養士を育てることが多くの患者さんの幸せにつながり、今の仕事のやりがいとなっています。
進路選択をするときは、自分が好きなこと・夢中になれることは何か、を出発点にしてみてください。そうすれば、仕事を通して自分が好きなことにずっと関われる人生につながります。
管理栄養士は「おいしさ」と「栄養」を両立させ、人の健康を守るプロフェッショナルです。たとえ今は具体的な夢がなくても、大学での4年間で将来像が広がり、めざす道が見つかるはず。「食」が好きな方はぜひ、本学で一緒に学びませんか?
建築士
生活環境学部※生活環境学科 講師
松村 哲志 先生
一級建築士として建築設計に従事。住居からオフィス、展示施設などさまざまな建築設計の経験を経て、現職に至る。建築家のあかりコンペ最優秀賞など受賞多数。
※2025年4月より生活環境学部に学部名称変更予定
生活環境学部※生活環境学科 講師
松村 哲志 先生
一級建築士として建築設計に従事。住居からオフィス、展示施設などさまざまな建築設計の経験を経て、現職に至る。建築家のあかりコンペ最優秀賞など受賞多数。
※2025年4月より生活環境学部に学部名称変更予定
INTERVIEW
ちいさな部屋から住宅、まちづくりに至るまで生活を豊かにするための器(インテリア・建築)についての設計を行う仕事です。生活や空間を考えるクリエイターであり、安全性や快適性を作るエンジニアでもあります。建築家、現場監督、インテリアデザイナー、行政職員、ランドスケープアーキテクトなど幅広い仕事に関連しており、可能性が広がる仕事です。建物を設計するために必要な国家資格として一級建築士・二級建築士・木造建築士があります。
高校時代は映画や写真に興味があり、実際に仲間と映画を撮ったり、写真展に出かけたりしていました。ただ、進路を考えた時、映像の世界に入って成功することの厳しさも感じていました。そんな中、2つの出会いから建築へ興味を持ちました。
1つは、同級生から聞いたエピソードをきっかけに手に取った、建築家ガウディの写真集にある「コロニア・グエル教会」の写真です。温かな雰囲気に溢れた結婚式が行われている場面の写真なのですが、一目見て心を動かされました。こういったシーンの背景となる空間をつくれたらいいな、と思ったのです。
もう1つは、兄の友人の父親が著名な建築家だったこと。兄が友人の家に遊びに行った際、その素敵な暮らしぶりを話してくれて、「なんて格好いいんだろう!」と純粋に憧れの気持ちを抱きました。その建築家の方には後に進路のアドバイスもいただき、進学先での別の新しい出会いが今の自分の仕事に繋がっています。
大学時代に大学内で行われた建築コンテストにグループで参加。実際にキャンパス内に建てる経験をしました。設計から、素材選び、作り方まで、様々なことをメンバーの1人ひとりが自身の知識・経験を総動員し、それぞれの個性を生かして苦労して作り上げました。そのときの達成感、充実感に「これはやめられない!」と感じたのを今でも思い出します。
建築物を作るには、多くの人が関わります。建築士、現場監督、大工さんや職人さんなど、様々な人が協働して作りあげられていきます。たくさんの人と協働し、その結果、リアルなものとして形となり、多くの人々の生活を豊かにすることに貢献できる。充実感と感謝が得られる。そんな多くの人と一緒に作り上げること(協働)に大きなやりがいを感じる仕事です。
「つくる」ことに興味がある方にとってはお勧めです。建築業界には建築士以外にもたくさんの仕事があるので、ものづくりをしながら業界に身を置く中できっと自分の個性が生かせる仕事が見つかります。ものづくりが好きな方はぜひ飛び込んでみてください。
また、その時に大切なことは人との出会いです。真の豊かさを求めてものづくりをしていく中で出会った人との交流は、本当に人生を豊かにしてくれます。
小学校教員
児童教育学部 児童教育学科 教授
堀部 要子 先生
愛知県の小学校教員として勤務した後、小学校の教頭、校長を歴任。その間、教育事務所指導主事、県教育委員会特別支援教育課指導主事・主査を務める。特別支援教育士、公認心理師。
児童教育学部 児童教育学科 教授
堀部 要子 先生
愛知県の小学校教員として勤務した後、小学校の教頭、校長を歴任。その間、教育事務所指導主事、県教育委員会特別支援教育課指導主事・主査を務める。特別支援教育士、公認心理師。
INTERVIEW
小学生に各教科を教えるとともに、給食や掃除、登下校などの学校生活全般の指導、学校行事の運営などを行います。教員という仕事は、子どもたちの心身の成長を支える仕事です。公立の教員として働くには、小学校教員免許状を取得し、各自治体の教員採用試験に合格する必要があります。
小学校の教員になるという確固とした決意をしたのは、小学校での教育実習のときのことでした。2年生の子どもたちへの授業で、自分なりに工夫をして九九を教えたときに出会った、子どもたちの「わかった!」というきらきらした目・嬉しそうな表情は、今もよく覚えています。また、周りの子とトラブルを起こした子どもによく考えてから声をかけたときに、その子どもの心の扉が少し開いたのではないかと感じました。これは自分にとって初めての経験でした。
教育実習での経験から、子どもへの働きかけ一つひとつがとても大切であることを実感しました。そして、あらためて教員は非常にやりがいのある職業だと感じ、小学校教員をめざそうと決意しました。そこから一気にスイッチが入り、教員採用試験へ向けて猛勉強しました。
担任をしていると、子どもたちの「わかった!」という笑顔や「授業楽しかったよ」という言葉をもらえます。そういった子どもの姿や声は、自分が役に立てたという実感につながり、自分自身の喜びにつながります。子どものためにしたことが、自分に返ってくる。それが「やりがい」となって、小学校教員という仕事を長く続けてこられたと思います。子どもたちが喜び、成長していく姿を間近で見られることが、私自身の自己肯定感を高めてくれました。出会った子どもたちに感謝しています。
大学の授業で「学級経営をする時には、森を見る目と木を見る目、両方の目をもてるといいですね」と学生に伝えています。森を見る目は「学級全体を育てていく目」、木を見る目は「子ども一人ひとりをしっかり見つめる目」という意味で、どちらも必要だと考えています。
よい先生になるには、子どもの少しの変化に気づける感受性をもち、「この子は今何に困っているんだろうか、何をしてほしいのだろうか」と心を寄せられることが一番大切なのではないかと考えています。子どもの姿からその気持ちを感じ取れる人に、ぜひ教員になってほしいと思います。